在宅介護が始まったら、
- ケアマネージャー
- ヘルパーさん、
- デイサービス、
- お医者さんなど、
要介護者に関わる人達と上手くコミュニケーションを取りながら、家族だけで悩みを抱え込まないようにします。
【病院でお医者さんの診断を受ける(意見書が必要)】
相談できる先生を見つけておきましょう。
先生は要介護者の家の中での普段の様子、暮らしぶりなどを診療の参考にされる部分もあるので、気になる事はお話しするようにします。
診察の時は誰か家族も同席すると良いです。
要介護認定の申請を行う時には医者の意見書が必要となるので、主治医と呼べるようなお医者さんが必要になります。
要介護者は歩行が困難になるなど、身体の自由が利かなくなると医者へも行きたがらなくなります。
車椅子を利用するようになると、病院に行くのも移動が大変です。
病院での待ち時間も足が痛い、腰が痛い、背中が痛いとなり、これに認知症なども重なると、こらえ性もなくなりとても診察どころではなくなります。
こうなると定期的に訪問診療してくれるお医者さんをお願いする事になります。
訪問診療は往診とは違い、2週間に1回など定期的に診察して頂いて、薬の処方や療養上の指導などして頂きます。
訪問診療を専門にする医療機関もあります。
【介護保険で出来る事】
介護保険の給付を受ける為には、介護認定を受ける必要があります。
認定の基準は要支援1・2、要介護1~5の7段階があり、居宅サービスの利用にはそれぞれ月額の支給限度基準額が決まっています。
利用者は所得によって1割~2割の自己負担があります。
支給限度基準額を超えた分については自己負担となります。
但し、自己負担額が一定額を超えると、高額介護サービス費として後日払い戻しを受けます。
介護サービスの一例 要介護3
- 月額支給限度額269,310円 自己負担26,931円(1割負担)
- 福祉用具貸与 車椅子・特殊寝台
- ヘルパー週5日訪問
- 1日2回30分×2回
- 着替え
- シーツ交換
- 歯磨き
- 排せつなど身の回りの世話
- 週2回のデイサービス 9時から16時まで 送迎あり
- 月2回の訪問看護
*一つの例で要介護者の状態や、家族の希望により受けるサービスの内容は千差万別です。