介護には自宅でヘルパーさんなどの協力を得ながら、家族が中心になって行う在宅介護があります。
メリットは家族が離れ離れにならず、介護をする方もされる方も近くに居て、会話が出来る事です。
しかし、デメリットもあります。
被介護者は時に夜中に起き出すこともあれば、日常の食事のお世話、排せつや入浴のお世話などもその都度せねばなりません。
介護者が夜起こされることが度々ある様では、仕事に差し支える事が出てきます。
排泄や入浴の世話なども毎日の事であり、肉親のこととはいえ大変な事です。
介護者の生活を守るため、被介護者の快適な生活の為、専門の施設への入居も一つの方法です。
『人気が高い特別養護老人ホーム』
有料老人ホームとして第一に考えるのが特別養護老人ホームです。
低価格で施設内での介護度が高く人気があります。
現状では殆どの特別養護老人ホームは入居待ちの情勢です。
数百人待ち、1000人待ちなどと言うのが当たり前で、申し込んでから入居まで数か月から、数年待って入れる状況です。
運営母体は社会福祉法人や地方公共団体です。
『入居する方法』
基本的に申し込んで順番待ちする以外にありません。
兎に角申し込んでから暫く待たないと入居できませんので、在宅介護をしながら、何れ施設へ入居が必要であると思った場合は、まず申し込みをする事です。
いざ順番が来て、やはり入居させたくない時は断れば良いですから、まず申し込む事です。
少しでも早く確実に順番待ちするために複数の施設に同時に申し込むのもありです。
もし家族が皆仕事を優先せねばならなくて、介護をする人がいない切迫した状況であれば、申し込みの際に事情を伝えると考慮して順番を速めてくれる可能性もあります。
『入居の条件』
原則65歳以上で、要介護3以上、伝染病などの疾患が認められない方です。
ホームの介護職員の配置基準は入居者3名に対して1名で、日常生活の支援、リハビリ、レクリエーションなども行われます。
終身で利用できます。
料金的には、極めて大雑把に書かせて頂くと月に16万円前後、大手の民間の老人ホームで30万円前後掛るので、比較すると料金的には特別養護老人ホームは低価格になります。